大分大学医学部小児科学講座

医局員紹介

自分の子育ての経験を
生かして、子どもや親の助けに
なりたいです。

附属病院 助教、医局長
前田 美和子 Miwako Maeda 大分県出身 大分医科大学、平成7年卒
日本小児科学会 専門医・指導医
日本内分泌学会 専門医

働き始めのころは、子どもを診て、病気を診て、どのように親に説明するかに精一杯でした。

大分県出身で、大分医科大学卒で、卒後4年目に結婚し、現在子どもが3人います。
子どもを持つ小児科医になってよかったことは、自分が思っていたより子どもは賢いとわかったことだと思います。
私は末っ子で、過疎地の出身で周りに子どもも少なかったので、子どもは未知の存在でした。
小児科医になって働き始めのころは、子どもを診て、病気を診て、どのように親に説明するかに精一杯でした。

自分が親になって改めて教科書に書いてあることがわかりました。

成長発達の教科書には書いていることですが、自分が親になり、日々の生活の中で子どもを見ていると、1歳児もかなりのことがわかる、話してわかることもたくさんある、2歳になるとかなりコミュニケーションがとれる、ということが改めてわかり驚きでした。

以来、診察するときは子どもにいったん聞く、子どもに向かって話す、注射などの処置をするときは
「痛いけど大切な検査だから頑張ろう」と伝え、「痛くないよ」とは言わず本当のことを言う、などを心がけています。
家でも自分の子どもに対して同じようにできたらいいのですが、たまに感情的になってしまうこともあり、まだまだ修行中です。

小児科医だからといって、いい母親になれるわけではありませんが、
自分の子育ての経験を生かして、子どもや親の助けになれるといいなと思っています。

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