大分大学医学部小児科学講座

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循環器疾患

グループ紹介

臨床

小児循環器は、術前・術後の先天性心疾患や不整脈、心筋症、川崎病の冠動脈後遺症などを疾患対象として、主に外来診療を行っています。JCHO九州病院や福岡こども病院など小児心臓手術のできる病院と連携して患者管理を行っています。また、大学病院として、様々な全身疾患、先天性疾患等が多数受診、入院されるため、それらに関係した心合併症の管理も他分野の先生方と協力して行っています。
2016年7月より国内留学から戻った武口真広が前グループ長の川野達也先生(現かわのこどもクリニック院長)のご指導のもと、外来と入院の診療を行っています。よろしくお願いします。
大分市医師会立アルメイダ病院の小児循環器外来を担当し、新生児や胎児の心疾患、学校心臓検診の三次検診(精密検診)を診療しています。また、大分市学校心臓検診の二次検診者として参加し、スクリーニングにも携わっています。
高校~成人の先天性心疾患患者は、2014年12月から循環器内科で成人先天性心疾患の専門外来を開設していただき、将来を見据えてスムーズに移行できるように連携して診療し、定期的なカンファレンスを設けています。

教育

学生に対する小児循環器疾患の講義、心エコー実習を行い、また、若手小児科医に対し臨床や学会発表等でこの分野の疾患に対する知識、診療の経験の習得を目指し指導を行っています。
若手小児科医で希望があれば、大分県立病院小児科部長の大野拓郎先生のご指導のもと、心臓カテーテルや外来、入院管理を勉強させていただいています。さらに、小児循環器の分野を専門的に研修するために、国内留学をこれまで行っており、その後、大分で研修経験を生かして活躍してもらいます。

研究

前グループ長時代には、毎年、大分県学校心臓検診のデータを活用し、1年間で約15000例の心電図検診の結果を解析し、検診精度を高めるための指標について研究をしてきました。学校心臓検診は、先天性心疾患や不整脈の発見に役に立ち、ひいては心臓突然死を起こす疾患の検出に寄与する可能性のある重要なものと考えており、今後も、診療、研究として携わっていきたいと考えています。

求められていること、今後のミッション

小児循環器の分野で勉強してきて、この分野のトピックであり大分でもやっていくこととしては、以下を考えています。
①手術や薬物療法の進歩によって長期生存患者が増えている中、そのQOL向上と合併症の管理、
②出生早期に緊急対応を要する心疾患患児に対する胎児心エコーによるスクリーニングと周産期の安全なマネージメント、
前者は前述の通り、循環器内科と連携して行っていきます。後者は、小児科だけでなく、産科による一次(=最初の)スクリーニングが重要になり、両者やコメディカルの教育ツールとして、Kawataki-Kanagawa胎児心エコー研究会の定期的なインターネットによる遠隔セミナーを大分(現在は、大学医学部)でも受講可能な状況を整え、2016年から定期的に開催しています。内容は胎児に限定したものではなく、小児心疾患について出生後の診断管理も含めて勉強できる会ですので、ご興味のある方はどなたでも参加歓迎です。大分大学小児科までお問合せください。