大分大学医学部小児科学講座

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神経疾患

グループ紹介

臨床

小児神経領域はてんかん、急性脳炎・脳症、神経難病、発達障害、重症心身障がい児(者)医療と幅広く、4人の小児神経専門医が診療を行っています。救命救急の現場から、在宅医療まで診療の場も様々です。

2014年7月から小児科、脳神経外科、神経内科の3科で手術適応や治療方針を決める院内てんかん合同カンファレンスを立ち上げ、毎月1回定期的に開催しています。(興味のある方はお問い合わせください。医師、看護師、検査技師、臨床心理師、栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、多職種の方々を歓迎します。)

てんかんは100人に1人に発症します。その7割は治療に反応しますが、3割は抗てんかん薬抵抗性の難治性てんかんが占めます。
その難治性てんかんに対して、脳内でてんかん源となっている部位を切除して治療するてんかん外科治療、迷走神経刺激を介しててんかん発作を抑制する迷走神経刺激療法、古来から行われているケトン食療法といった治療を行っています。

九州では九州大学、福岡市立こども病院、長崎医療センター、鹿児島大学がてんかんセンター化し、各地域のてんかん診療を担っていますが、大分大学も地域のてんかんセンターの役割を担い、脳神経外科と協力して、てんかん外科治療をはじめとした、包括的てんかん診療を積極的に進めていけるように診療に励んでいます。

教育

専門医認定研修施設として日本小児神経学会、日本てんかん学会から認定を受けており、当院での研修でそれぞれの専門医取得が可能です。
毎週、学内で小児神経患児の入院・外来症例の検討会を行い、毎月、小児科、脳神経外科、神経内科の3科で手術適応や治療方針を決める院内てんかん合同カンファレンスを開催し、専門診療に関わる医師の臨床力の向上を図りながら、日々の臨床の問題点を共有・解消し、専門医の取得を目標とした指導を行っています。
日本小児神経学会、日本てんかん学会、日本臨床神経生理学会、各地方会での発表、参加を通して専門領域の理解を深め、最新の知見を得、交流を広める機会としています。

研究

脳波、心拍変動解析による自律神経機能の臨床研究を行っています。

てんかん突然死の危険因子の研究

てんかん患者の突然死はてんかんでない人よりも優位に多いことが知られていますが、そのメカニズムはいまだ解明されていません。てんかん発作の様式、強さ、時間、薬剤、脳波所見、自律神経機能解析を用いて、危険因子を見つけ出す研究を行っています。

てんかん発作を予測する研究

上記とも関連しますが、自律神経機能とてんかん発作の関連が近年のホットトピックスで発作の直前の自律神経機能の変化を解析することで、てんかん発作の予測ができないか、研究を行っています。

てんかん患児の認知能の研究

心理検査によって児の認知の特性を知り、特定のてんかんで特定の認知パターンがないか、てんかんが認知機能に及ぼす影響や認知機能の予後予測、または認知能がてんかん発作予後の指標にならないか、研究の準備をしています。

求められていること、今後のミッション

神経疾患罹患患児とその家族に寄り添い、専門性の高い医療を提供していくことが私たちに課せられたミッションだと思います。特にてんかん分野は科や大学の枠を超えた診療体制を整備し、より専門性の高い医療を提供できるように努めたいと思います。