大分大学医学部小児科学講座

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新生児

グループ紹介

臨床

新生児集中治療室(NICU)での入院治療と、退院後の外来治療、発達観察を行なっています。大分県で周産期医療施設に入院する新生児は年間約900人で、大学病院にはその1割の90人程度と少ないですが、重症例が多いです。疾患としては早産、低出生体重児に加えて新生児神経疾患、先天代謝異常、母体合併症妊娠例が多い特徴があります。

県内の周産期医療体制は、総合周産期母子医療センターである大分県立病院を中核とし、新生児集中治療室(NICU)を持っている大分大学病院、アルメイダ病院、別府医療センター、中津市民病が連携して治療にあたっています。

教育

大分県内の新生児医療施設と連携し、学生教育、研修医研修プログラムを組んでいます。
県内出生の重症新生児は必ずいずれかの施設に入院しますので、多種多様な新生児疾患を経験することができます。
後期研修期間で小児科医として求められる新生児医療の研修を行うことができます。

大学内では、産科とのカンファレンス(週1回)の他、新生児蘇生法講習会などを通して、周産期医療の質の向上に努めています。
周産期新生児医学会の新生児専門医制度において、大学病院は指定認定施設に指定されており、サブスペシャリティとして新生児専門医の取得するための研修を行うことができます。すでに5名を超える専門医取得実績があります。
専門期間の一部は、基幹認定施設(大分県立病院や、全国の特徴のある周産期施設)で研修を行います。

研究

PrechtlのGeneral Movements(GMs)評価法は、脳性麻痺の予測に有用な評価法であるとの知見は確立されています。
准教授の前田は本邦では数少ない国際GMs評価講習会advanced courseを修了評価者で、九州GMs研究会を主宰し九州内の多施設と連携してGMs評価の臨床展開を行っています。
NICU入院中の早産期の自発運動を詳細に解析することで、中枢神経機能評価としての利用や、脳性麻痺以外の発達障害知的障害の予見、さらには児の発達促進ケアや療育介入への応用を目指した臨床研究を行っています。

関口助教らは、新生児の胎外適応に果たすオートファジーの役割に関する基礎医学的研究を行っています。
高橋助教は大分県の事業として10市町の5歳児検診を行っています。また3歳時のふりかえり調査を通して、NICU退院後の長期的な問題点の把握・介入について検討しています。

求められていること、今後のミッション

大分県の周産期医療体制を支える人材を養成し、日々進歩する標準的な新生児医療水準を維持すること。教育も研究もできる新生児グループであること。
たとえば、新生児の行動、発達評価を通じて、NICUにおける至適な成育を達成するための最新の知見を発信することと考えています。

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