お子さんとご家族に寄り添い
支えられる医師になりたい。
私が、医師を目指すきっかけを頂いたのは、母親の病気でした。
自分の母親が病気と闘っている姿を見て、何か自分にできることはないかと思い、この医師という仕事を目指そうと思いました。
小児科医を目指すことを考えたのは、実際に臨床実習で受け持った白血病のお子さんが亡くなったことです。
つらい検査、治療に耐え抜いたにも関わらず、命を落とす姿をみて、とても悲しくて仕方がありませんでした。
しかし、それと同時に、何か自分自身、出来ることがないかと考え、小児科医になることを決意致しました。
現在は、血液、腫瘍という分野の病気の子ども達を、主に担当させて頂きたいと思っております。疾患の種類、重症度、治療方法も多岐に渡るために、特に複雑で、困難なことが多い分野だと思います。
けれども、医師になり、最初に志しましたこの分野で、病気と向き合い、必死に戦うお子さん達と、一生懸命、共に戦いたいと思っております。
血液、腫瘍分野の治療は、とても長く、つらいものが多いです。病気の重さや治療のきつさに耐えかねて、笑顔を失い、お子さんも御家族もネガティブで、不安で一杯になるかと思います。
そんなお子さん、お父さん、お母さんに寄り添い、少しでも笑顔が増えるように、少しでも前を向いて進めるように、導いてあげられるような、そのような医療を提供できるように努めて参りたいと思っております。
また、血液・腫瘍分野に限らず、お子さんや御家族に寄り添い、少しでも不安を緩和し、病気に前向きに向き合えるよう支援が、出来るような医療を提供させて頂きたく、精一杯取り組んで参りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。