大分大学医学部小児科学講座

医局員紹介

命の重さを教えてくれたのが
小児科でした。

大分こども急性救急疾患学部門医療・研究事業 助教
河野 暢之 Nobuyuki Kawano 大分県出身 大分大学、平成28年卒
日本小児科学会 専門医     

自分たちが向き合う命の重さを教えてくれたのが小児科でした。

はじめまして、2018年4月より小児科に入局した河野暢之です。大分で生まれ、大分で育ち、大分で学び、大分の小児科で働きはじめました。

私が小児科で働きたいと思ったのは、処置を終えて眠っている子を抱えてベッドに移した時でした。それまで子供を抱きかかえる経験がなかったため、「子供ってこんなに重たいんだ」と思いました。
体重は薬の用量調節などに使うありふれた数字の一つですが、この時、ありふれた数字を一人の人間の重さとして実感しました。おおげさに言えば、命の重みを感じました。
仕事に慣れてきて自信を持ちつつあった私は、周りから見れば病気をみて患者をみない医師になりつつあったと思います。そんな時に自分たちが向き合う命の重さを教えてくれたのが小児科でした。

まだまだ実力不足な点も多いですが、子どもたちに寄り添ってみんなが笑顔でいられるようにがんばっていきたいと思います。

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