大分大学医学部小児科学講座

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小児科医のウソとホント

女性が活躍する職場として、大分大学小児科学講座の環境はどうですか?

久我:清田先生、仕事はきつくないですか?

清田:今は動いてもきついし、じっとしていてもきついんですよ。仕事が好きだから、働いていたほうがいいかな。

久我:妊娠という大きなイベントを迎えたとき、職場の雰囲気ってどうだった?

清田:子どもがほしいと思い始めた時にそのこと上司に相談をしたので、すごく配慮してもらったと思っています。ある時期から当直を減らしてもらったり、主治医を外してもらったり。自分の中でも、働き方を模索する一年間でしたね。

久我:誰かが妊娠したときに、ため息が出てくるような組織にはなりたくないよね。

平野:妊娠やおめでたいことがあったとき、みんなが少しずつ余裕があってカバーし合えれば、心置きなく「休んで」って言いやすくなりますよね。

久我:よっしゃーって胴上げして祝ってあげたいくらい。

清田:いや、いいです。

忙しい、休みが少ないイメージの小児科医。給与とのバランスはとれていますか?

久我:うちは夏休みと正月休みはしっかりあるよね。

清田:休めますね。

久我:夏休みは1週間だからけっこうがっつりだね。夏休みといっても時期をずらして取っている先生もいる。

平野:家庭を持っている先生は子どもの夏休みに合わせて取ってますね。

清田:それ以外の先生は、むしろ秋とか冬に休みを取ったときが色々と安いですから。

久我:一般の人が抱いている「医者の給料」よりは、大学のお給料って少ないのかなと思うんだけど、どうだろう?

森島:生活するぶんには困っていないので……特に気にしてないです。

清田:一般企業に比べたらいただいていると思うので、その分はしっかり仕事をしないといけないと思っています。

平野:他企業で働いている兄と比べると、僕のほうが働いている時間はずっと長い。そう考えると少ないのかな。でも外勤に行きやすくなって、身体も休められているので、しっかりいただいているなと思います。

久我:外勤に行きやすくなったのは、うちが最近やりはじめた完全週休1日、24時間は休もうという取り組みのおかげだね。

平野:そうですね。サポート体制が整って安心して仲間に任せられるから、外勤のあとも休みが取れるようになりました。

これから小児科医としてのキャリアアップや働き方についてどう考えていますか?

久我:例えば、5年後、10年後。こうなっていたら嬉しいとか、今のままで充分とかありますか?

清田:この仕事を続ける上では、自分のスキルアップに不安があったんです。自分の武器を持ちたかったから、大学院に行かせてもらえたことはありがたかったですね。

久我:大学院に行くタイミングって難しくなかった?

清田:臨床で持った患者さんから研究に繋がったテーマが見つかって、教授も勧めてくれて、妊娠も判明した時期だったんですよ。大学院受験を受けようってエネルギーが持てる機会っていつだろうって考えたら、今だろうなって。

平野:僕はまず小児血液がんの専門医を取ってから大学院に行くつもりです。目の前の患者さんも大事だけれど、研究も大事。今、科研費で小児がん経験者の方たちのQOLを研究できる機会を得ているので、データをまとめて大分県全体の小児がん経験者のためになればと思っています。

久我:かっこいいね。森島先生はどんな人生を考えていますか?

森島:医師を一生の仕事にしようと思った時に、ハードな分野を選ぶと女性として何かを諦めなきゃいけないのかなと考えてしまうことはあります。

清田:自分がこうなりたいというビジョンはある程度伝えないといけないですね。ここまではできるとか、こういったことはしていきたいとか伝えていく必要があるかな。

久我:先輩たちが「こんな働き方があるよ」と色んな働き方を見せてあげられるような組織が健全だと思うし、今はまだない働き方のモデルが出てきてもいいよね。自分たち指導医も、これからどんな人材を育てられるか楽しみにしています。

インタビューお疲れ様でした!これからも頑張っていきましょう。
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