大分大学医学部小児科学講座

神経疾患

グループ紹介

臨床

小児神経領域はてんかん、急性脳炎・脳症、神経難病、発達障害、重症心身障がい児(者)医療と幅広く、3人の小児神経専門医が診療を行っています。救命救急の現場から、在宅医療まで診療の場も様々です。

てんかん診療については、2014年7月から小児科、脳神経外科、神経内科の3科で手術適応や治療方針を決める院内てんかん合同カンファレンスを立ち上げ、毎月1回定期的に開催しています。(興味のある方はお問い合わせください。医師、看護師、検査技師、臨床心理師、栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、多職種の方々を歓迎します。)

教育

専門医認定研修施設として日本小児神経学会、日本てんかん学会から認定を受けており、当院での研修でそれぞれの専門医取得が可能です。
毎週、学内で小児神経患児の入院・外来症例の検討会を行い、毎月、小児科、脳神経外科、神経内科の3科で手術適応や治療方針を決める院内てんかん合同カンファレンスを開催し、専門診療に関わる医師の臨床力の向上を図りながら、日々の臨床の問題点を共有・解消し、専門医の取得を目標とした指導を行っています。
日本小児神経学会、日本てんかん学会、各地方会での発表、参加を通して専門領域の理解を深め、最新の知見を得、交流を広める機会としています。

研究

小林(助教)は、地域の市町村の協力を得て、乳児期早期の自発運動から神経発達症 (発達障害)の早期発見を目的とした研究を行っています。
大川 (医員)は、大学院で、臨床研修「ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群等患者実態全国調査」を行っています。
川野(医員)は、大学院で乳児期の自発運動と頭部MRI所見の関連についての研究を行っています。

求められていること、今後のミッション

神経疾患に罹患されたお子様とその家族に寄り添い、専門性の高い医療だけでなく、保健機関・行政機関、教育機関などと連携して、より良い療養・療育を提供していくこと、新たな知見を見出すことが私たちに課せられたミッションだと思います。